SMBCモビットCMの歴代女優・俳優は?

SMBCモビットCMの出演者と聞くと、竹中直人さんを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実はSMBCモビットが誕生した2000年から20年間ずっと、SMBCモビットのCMには竹中直人さんが出演し続けているのです。
最近のCMでは、有能な執事役としてお嬢様のために先回りして奉仕する姿が印象的ですね。
ただ、竹中直人さんは変わらず出演し続けているものの、一緒に出演されている女優さんは以下のように入れ替わっています。
・竹中直人さん&夏菜さん(2011年~)
・竹中直人さん&小芝風花さん(2019年~)
3人とも美しい女優さんですが、特に現在お嬢様役として出演している小芝風花さんは、そのフレッシュさから「新CM女優が変わった」「若い!」「可愛い」と話題になりました。
ここでは小芝風花さんとはどんな女優なのか、また竹中直人さんを含め、SMBCモビットCMに起用された歴代女優・俳優のプロフィールや主な出演作品、CMの内容などについてご紹介していきます。
また、プロゴルファー出演のSMBCモビットのQT協賛CMについてもご紹介します。

SMBCモビット 最新版のCM
2019年7月から、SMBCモビット最新版CM「Butler(執事)篇」がスタートしました。
キャッチフレーズは「SPEED&SMART(速く、そしてスマートに)」。
最短30分の「スピード審査」や、電話連絡・郵便物なしの「WEB完結」などの、SMBCモビットならではのスピーディーさやスマートさを表現していると考えていいでしょう。
<Butler篇 第一弾のストーリー>
SMBCモビットのCM「Butler篇」第一弾では、お嬢様のピンチに、すぐに駆けつけてくれる執事の対応力の素晴らしさを表現した内容となっています。
「SMBCモビットは、いつでもどんな時でも助けてくれる」ということを執事に置き換えて伝えているCMなのでしょう。
お嬢様が「スマホがない」と嘆けば、すぐに駆けつけ横からサッとスマホを差し出す執事、お嬢様が寝室で本を読んで感動していれば、涙がこぼれ落ちる前にハンカチを渡す執事、出先で突然の雨に見舞われれば、後ろから静かに傘をさす執事。
「おなか減った」という要望にすでに用意されている豪華な食事、「たこ焼きも」と言えば出来上がったたこ焼きを横から差し出す、など、すべてのお嬢様のピンチをまるで先に知っていたかのように、スピーディーかつスマートに執事が立ち回ってくれます。
最後は執事のノリ突っ込みもあり、ポップな雰囲気で締めくくられてるCMになっています。
<Butler篇第二弾のストーリー>
第二弾は、「ついてこないで」と指示されたにもかかわらず、お嬢様の女子旅にコッソリついて行った執事が、陰からお嬢様の要望を叶え、ピンチから救っていくという内容のCMになっています。
SMBCモビットが、旅先でのトラブルにも即座に対応してくれる頼れる存在だということをアピールするCMですね。
しかし、バスに乗り過ごしてもすぐに次のバスが来たり、水族館の大きな水槽の前でお嬢様が「カメが見たい」と言えば目の前にカメが現れる、レストランでも満席だったのに即座に席が用意されるなど、不自然すぎる流れによって執事が陰で指示を出していることがお嬢様にばれてしまいます。
最後は、それまでニコニコしていたお嬢様が突然関西弁でバシッと執事に突っ込みを入れてこのCMは終了です。
このようにButler篇は、SMBCモビットのSPEED&SMARTで行き届いたサービスを、お嬢様と執事に置き換えてコミカルに表現した仕上がりとなっています。
少し誇張しすぎな部分もありますが、SMBCモビットも、顧客の要望をこのように先回りして叶えてくれる存在なのであれば頼もしいですね。
それまでのようにCMごとに配役や関係性が変わるのではなく、SMBCモビット「Butler篇」では登場する2人の関係性が「お嬢様」と「執事」という形で定着しているため、次回はどんなお嬢様と執事のやり取りを見せてくれるのか楽しみです。
竹中直人さん(執事役)
SMBCモビットCM「Butler篇」で完璧すぎる執事役を演じているのが、竹中直人さんです。
SMBCモビット開業時からずっと出演している、SMBCモビットの看板とも言える存在ですね。
生年月日:1956年3月20日
出身地:神奈川県
身長:168㎝
血液型:A型
職業:俳優、声優、映画監督、タレント、コメディアン、歌手
事務所:レディバード
所属劇団:劇団青年座(1990年~)
特技:ギター
<竹中直人さんの主な出演作品>
▼ドラマ
・秀吉(1996年、豊臣秀吉役)
・のだめカンタービレ(2006年、ドイツ人のフランツ・フォン・シュトレーゼマン役)
・フリーター、家を買う(2010年、武誠一役)
・あなたの番です(2019年、床島比呂志役)
▼映画
・Shall we ダンス?(1996年、青木富夫役)
・翔んで埼玉(2019年、神奈川県知事役)
など
<竹中直人さんの他の出演CM>
・サッポロビール
・久光製薬
など
竹中直人さんは、一風変わった癖のある脇役から、シリアスな悪役まで、どんな役でもこなしてしまう味のある俳優ですね。
日本アカデミー賞では、竹中直人さんは最優秀助演男優賞も受賞しています。
NHK大河ドラマ「秀吉」で豊臣秀吉役として抜擢された際は、その熱演により高視聴率を記録しました。
またその才能の幅も広く、俳優業を行いながらもコメディアンとして舞台に立ち、さらには声優や映画監督、歌手、タレント、エッセイストとしても活躍され、出身大学である多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科では客員教授も務めています。
そんな多才な竹中直人さん演じる執事は、シリアスな表情を見せながらもどこか愛らしく、コメディアンとしてのノリ突っ込みも忘れない、竹中直人さんならではの仕上がりとなっています。
小芝風花さん(お嬢様役)
SMBCモビットのCMで、お嬢様役を演じているのは、女優の小芝風花さんです。
SMBCモビットのCMには、2019年7月のButler篇になってから登場しています。
生年月日:1997年4月16日
出身地:大阪府
身長:157㎝
血液型:A型
職業:女優
事務所:オスカープロモーション
特技:フィギュアスケート
<小芝風花さんの主な出演作品>
▼ドラマ
・スケート靴の約束(2013年、水元葉子役)
・あさが来た(2015年~2016年、白岡千代役)
・美食探偵 明智五郎(2020年、小林苺役)
・妖怪シェアハウス(2020年、目黒澪役)
▼映画
・魔女の宅急便(2014年、キキ役)
など
<小芝風花さんの他の出演CM>
・CANMAKE
・イオン
・ソフトバンク
など
小芝風花さんは、芸能界入りする前はフィギュアスケートに打ち込み、2011年の全日本フィギュアスケートノービス選手権大会では優勝を果たすほどの実力の持ち主でしたが、「イオン×オスカープロモーションガールズオーディション2011」でみごとグランプリを受賞したことをきっかけに、フィギュアスケートを辞め、女優としてデビューしました。
フィギュアで培った体幹や芯の強さを生かし、映画「魔女の宅急便」では主人公のキキ役を勝ち取り、「第57回 ブルーリボン賞 新人賞」と「第24回 日本映画批評家大賞 新人女優賞」を受賞。
また、小芝風花さんは和装の似合う昭和顔とも言われ、水戸黄門や大岡越前などの時代劇への出演も多いですね。
NHK連続テレビ小説の「あさが来た」でもヒロインの娘役として和装を着こなしていました。
その後も小芝風花さんは、ラジオパーソナリティ、ドキュメンタリー番組のナレーション、ディズニー映画の吹き替え、バラエティ番組のMCなど、どんどん活躍の場を広げています。
明るく可愛らしい小芝風花さんの魅力に、とりこになってしまった方も多いのではないでしょうか。
そんな小芝風花さん演じる、SMBCモビットCM「Butler篇」のお嬢様は、一見わがままのようですが、即座に対応してくれる執事に対し素直に驚き、ほめる言葉を忘れないため、嫌味がありません。
また小芝風花さんは大阪出身ということもあり、CM中もサラッと関西弁になる点も印象的ですね。
SMBCモビットCMの歴代女優・俳優
SMBCモビットのCMでは、長期間同じ女優・俳優を起用し続ける傾向にあるため、実は開業時から現在までに出演した女優・俳優の人数は、竹中直人さんと小芝風花さんを含め、たった4人です。
長く起用することでSMBCモビットのイメージがその方に定着するため、その女優・俳優を見るだけでSMBCモビットを思い浮かべてもらえる、というのが狙いでしょうか。
実際竹中直人さんを見ると、「カードローンならSMBCモビット」というセリフが聞こえてきそうですね。
では、竹中直人さんと小芝風花さん以外の、SMBCモビットのCMに起用された歴代女優2名をご紹介していきます。
桃井かおりさん
桃井かおりさんは、竹中直人さんと同じように開業時の2000年からSMBCモビットのCMに出演しています。
その後、11年間出演し続けていたため、SMBCモビットのイメージはしっかり定着されていましたね。
生年月日:1951年4月8日
出身地:東京都
身長:162㎝
血液型:O型
職業:女優、映画監督
<桃井かおりさんの主な出演作品>
▼ドラマ
・ちょっとマイウェイ(1979年~1980年、浅井なつみ役)
・伝説のマダム(2003年、初島真利役)
▼映画
・幸福の黄色いハンカチ(1977年、小川朱美役)
・男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年、入江ひとみ役)
・宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年、星ばあ役)
など
<桃井かおりさんの、他の出演CM>
・SKⅡ
・東洋羽毛
・クリアアサヒ
など
桃井かおりさんは、日本アカデミー賞では主演女優賞も助演女優賞も受賞している素晴らしい演技力と魅力を持った、個性的な女優です。
まったりとした倦怠感を思わせるしゃべり方も特徴的で、モノマネされる機会も多いですね。
若い方はモノマネの印象の方が強いかもしれませんが、桃井かおりさんは「幸福の黄色いハンカチ」や「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」など有名な映画にも数多く出演されていますし、2020年9月公開の映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」では、星ばあ役を演じています。
どの作品も、演技なのか?素なのか?と考えさせられるような自由でかっこいい姿が印象的ですね。
SMBCモビットのCMでも、竹中直人さんに対して厳しく突っ込むという流れが多かったのですが、不自然さがなく、演じているというよりは素の桃井かおりさんがそのままそこにいるかのような雰囲気でした。
元々十分な存在感と貫禄のある竹中直人さんですが、自由で強気な桃井かおりさんの隣では不思議とおどおどしているようにも見えてしまいましたね。
桃井かおりさんが出演していた頃のSMBCモビットのCMは、現在のCMのような場面の転換が少なくシンプルな作りでしたが、その分、二人の表情や雰囲気に注目しやすく、上手な掛け合いについクスッとしてしまったものです。
興味のある方は、SMBCモビットのCM「寿司屋篇」や「レッドカーペット篇」「時代劇篇」などを検索してみてくださいね。
寿司屋篇:「相棒がいる。働く人の頼れるローン、モビット」
レッドカーペット篇:「お金の管理もバランスが大切。ご利用は計画的に」
時代劇篇:三和銀行グループのパーソナルローン「モビット」
など
夏菜さん
2011年からは、桃井かおりさんに代わり、夏菜さんがSMBCモビットのCMに起用されています。
竹中直人さんはそのまま継続し、女性だけが入れ替わったスタイルですね。
夏菜さんは、現在の小芝風花さんに代わるまでSMBCモビットの顔として様々な役を演じていました。
生年月日:1989年5月23日
出身地:埼玉県
身長:165㎝
血液型:A型
職業:女優、タレント
事務所:トヨタオフィス
<夏菜さんの主な出演作品>
▼ドラマ
・ダブルス~二人の刑事(2013年、宮田亜紀役)
・ハケンのキャバ嬢・彩華(2017年、一条彩華・御倉花役)
▼映画
・君に届け(2010年、矢野あやね役)
・GANTZ(2011年、岸本恵役)
・銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年、猿飛あやめ役)
など
<夏菜さんの他の出演CM>
・ディーエイチシー
・ユニ・チャーム
・チョーヤ梅酒
など
夏菜さんは映画「君に届け」や「GANTZ」など、主演ではないものの有名な作品に数多く出演されている女優兼タレントです。
NHK連続テレビ小説の「純と愛」ではヒロイン役も演じていました。
夏菜さんは抜群のスタイルを生かしてグラビアでも活躍されていましたが、「ピカルの定理」でコントに挑戦してからはバラエティタレントとしての対応力が認められ、仕事の幅もどんどん広がってきました。
また年齢を重ねるたびにどんどん洗練され、キレイになっていくように思えます。
そんな夏菜さんがSMBCモビットのCMで演じていたのは、ビジネスウーマン、バレリーナ、バイオリン奏者、観光客など多種多様でした。
ジャズバーで熱唱してみたり、ハラハラドキドキのスリル満点なカーチェイスを披露したり、竹中直人さんが操縦する飛行機に乗ってみたり、など、それぞれのCMに関連性はないのですが、どれもストーリーがあり観ている人を飽きさせない仕上がりでした。
表情や音楽、背景も、SMBCモビットのCMの雰囲気にしっかりはまっていて、まるで映画のワンシーンを見ているかのような気持ちになったものです。
SMBCモビットのCMが始まるとつい引き込まれてしまう、という方も多かったのではないでしょうか。
SMBCモビットのCMのロケ地となったチェコのプラハやハンガリーのブダペストの駅や街並みも美しかったですね。
「ランボルギーニ ムルシエラゴ」や「フィアット バルケッタ」なども登場するので、車好きにもたまらないでしょう。
・Taxi篇:「速さを味方に。大人が選ぶカードローン」※ランボルギーニが登場
・グループ変更告知夜明け篇:「あなたの未来にリンクする SMBCモビット」
・Action篇:「GO!あなたの未来にリンクする」※フィアット バルケッタが登場
・Station篇:「GO!三井住友銀行グループ モビット」※バイオリンで演奏する「ラフマニノフの交響曲第二番 第三楽章」が印象的
・ブリッジ篇:「GO!あなたの未来にリンクする」
・Stage篇:「踏み出したその1歩は未来へとつながっている。あなたの未来にリンクする」※timothy b.schmitの「so much in love」が印象的
など
女優・俳優以外のSMBCモビットCM出演者
SMBCモビットは、2018年8月より「JGTO QTサポート篇」のCMも配信していました。
SMBCモビットとゴルフの関連性がわからないと思う方も多かったかもしれませんが、実は2018年、SMBCモビットは一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)主催のジャパンゴルフツアークォリファイングトーナメント(QT)のスポンサーに就任していたのです。
QTとは、シード権を持っていないゴルファーたちがシード権獲得のために参加する予選会です。
この予選会での上位者が、翌年のツアートーナメントやAbemaTVツアーに出場しランキングを獲得できるため、ゴルファーにとって重要な予選会と言えます。
その為、SMBCモビットはゴルファーを応援する形のCMを作成したようですが、同時に、CMを通じて「頑張る人を応援したい」というSMBCモビットの信念も表現しているのだと思われます。
SMBCモビットCM 岩本高志さんとその家族
第一弾のQT挑戦者エピソード・絆篇に出演していたのは、プロゴルファーの岩本高志さんと、その奥様ゆかさん、長男の琥太郎君です。
それぞれの視線の先にはいつも愛する家族がいて、言葉にしなくても手のひらや背中が全てを語っているような、素敵なCMでした。
頑張る夫を応援する家族の姿が、SMBCモビットの「前向きに頑張る人を応援する」という姿勢にリンクしています。
生年月日:1975年1月8日
出身地:東京都
身長:165㎝
血液型:A型
職業:プロゴルファー
<JGTO QT挑戦者エピソード・絆篇>
家族それぞれの日常を追いながら、奥様目線でのナレーションが流れる印象的なCMとなっています。
「出会いは、ゴルフ場の研修生とキャディ。プロになっても結果が出ず、度重なるケガに苦しむ姿をそばでずっと見てきた。そんな大変な時期に生まれた息子。
家族がいなくて1人だったらとっくにゴルフはやめていたよ、とあなたは笑う。ボールに名前を入れるくらい大切にしている息子のためにも1日でも長くゴルフを続けてほしい。
でも、昔みたいにキャディを頼まれても絶対喧嘩になるから断るけどね。あなたの夢の力に。SMBCモビット」
夫の打ち込んだゴルフボールが空に光ると同時に、登校中の息子がふと空を見上げ、洗濯物を干しながら妻も空を眺めます。
自分の日常と重ね合わせて、ジーンと来たという方も多いのではないでしょうか。
SMBCモビットCM クォリファイングトーナメント(QT)挑戦者
第二弾の「JGTO QTそれぞれの挑戦篇」では、クォリファイングトーナメント(QT)の挑戦者や、戦う姿を見守り応援する方々が出演しています。
練習風景や歩く後ろ姿、ゴルフボールを見つめる真剣な眼差しや、それを見守る観客などが、「頑張る人を応援したい」というSMBCモビットの想いと重なります。
画面は秒刻みで切り替わっていくためわかりにくいですが、よく見ると中里光之助さんや菊池純さんなど多くのゴルファーたちの姿が映っています。誰が映っているか探してみるのも楽しいですね。
キャディバッグを持って歩きだす後ろ姿、練習場の風景、芝生を踏みしめるシューズ、ボールを見つめる眼差し・・・。
画面はどんどん切り替わっていくのですが、どのシーンも夢に向かって努力している姿であり、それを応援する方々の祈りであり、試合当日の臨場感や挑戦者たちの緊張感が直に伝わってくる作りとなっています。
シーンに合わせて流れる次のようなナレーションも、心に響きます。
「未来に向かってひたむきに努力している若者がいる。もう一度輝こうと懸命に戦っているベテランがいる。SMBCモビットは全てのチャレンジを応援したい。あなたの夢の力に。SMBCモビット」
こちらは放映されていない地域もあったようですが、SMBCモビットの公式サイト「TV-CM」で、TVオンエアver.の他、60秒の特別版も見ることができるのでチェックしてみてくださいね。
