アコムVSレイク 違いは?金利・審査など徹底比較

アコムとレイクのカードローンの申込方法や金利、限度額、審査、お借り方、返し方などを徹底比較して詳しく解説します。

アコムとレイク 比較表
まずはアコムとレイクのサービス全般を簡単に比較できるよう、表にしてみました。★マークの部分は内容に差があるため、どちらかを選択する際にポイントとなりそうな部分です。
ブランド | アコム | レイク |
利用限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~500万円 |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% | 4.5%~18.0% |
無利息サービス | ★あり(30日間) | ★あり(最大180日) |
即日融資 | 可能 | 可能 |
審査時間 | ★最短30分 | ★最短15秒 |
WEB完結申込 | 可能 | 可能 |
カードなし契約 | 可能 | 可能 |
アコムもレイクも大手でサービス内容は充実!
アコム株式会社は数多ある貸金業者の中で1~2位を争う規模の消費者金融です。
三菱UFJフィナンシャル・グループに属しており、クレジットカード(Mastercard)を発行できる国内唯一の消費者金融であることなどからも、その信頼性の高さを窺い知ることができます。
一方、レイクを展開するのはSBI新生銀行グループの一員となる新生フィナンシャル株式会社。
かつての消費者金融レイク株式会社の「ほのぼのレイク」を起点とした「レイク」というブランドは、SBI新生銀行カードローンの「レイク」、新生フィナンシャル「カードローン」を経て現在のレイクへと継承されています。
アコムもレイクもバックに銀行を擁することから経営規模が大きく、知名度は抜群です。
この後の項でアコムとレイクが提供するカードローンのスペックなどもお伝えしますが、細かな違いはあっても大まかな部分では似通っているため、どちらを選んでも大きく損をするといったことはないでしょう。
ただ、利用する方の希望や環境によってはその細かな違い(主にサービス面)が肝となる可能性がありますので、内容をしっかり把握したうえで申し込むことをお勧めします。
アコムとレイクのカードローンを比較
アコムもレイクも「カードローン」を扱っており、これが2社の主力商品になっています。
ここではアコムとレイクのカードローンのスペックを比較していくことにします。
アコムとレイクの利用限度額
アコム、レイクのカードローンの利用限度額は以下のように設定されています。
アコム | 1万円~800万円 |
レイク | 1万円~500万円 |
アコムとレイクの差は300万円あり、これだけ見るとレイクは少なすぎるように思えそうですが、実際には全ての方が最大額までの契約になるわけではありません。
消費者金融など貸金業者からの借入には「総量規制」があり、年収による制限を受けることになるからです。
総量規制とは?
消費者金融などの貸金業者は貸金業法により、利用者の年収の3分の1を超えた貸し付けを禁じられています。この制限のことを「総量規制」と呼んでいます。
この総量規制により、例えば年収が300万円の方であれば、全ての貸金業者からの借入残高(総額)は100万円以下でなければなければなりません。
※あくまでも「貸金業者から」の借入であり、銀行のローンやクレジットカードでの買い物利用分、友人・知人など個人から借りたお金は計算に含みません。
ですので、500万円を借りるには最低でも1,500万円、800万円を借りるには最低でも2,400万円の年収が必要になってくるのです。
まして初めてその業者に申し込んだ方がいきなり上限までの契約になるケースはほとんどなく、多くの場合、限度額は100万円以下になることが想定されます。そのため、融資額の上限についての2社の差は、現時点ではあまり考えなくても良いでしょう。
アコムとレイクの手数料と金利
アコムもレイクも、入会金や年会費などといった借入に直接関係ない費用は発生しません。
カードローンの金利(実質年率)は、
アコム | 3.0%~18.0% |
レイク | 4.5%~18.0% |
となっていますが、それぞれの公式サイトでは契約極度額(限度額)によってもう少し細かく金利が提示されています。
アコムの貸付金利
契約極度額 | 貸付利率(実質年率) |
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
アコムの金利の幅が非常に広く、利用者側に期待を持たせるような表現になっていますが、例えば極度額が100万円未満なのに7.7%での契約になるようなことはまず有り得ません。
特に初めて契約する場合には、上限金利での契約になるのが普通です。つまり極度額が100万円未満なら、18.0%での貸し付けとなります。
レイクの貸付金利
契約限度額(極度額) | 貸付金利利率(実質年率) |
1~100万円未満 | 15.0%~18.0% |
100万円~200万円 | 12.0%~15.0% |
200万円超~300万円 | 9.0%~15.0% |
300万円超~400万円 | 7.0% |
400万円超~500万円 | 4.5% |
⇒レイクの金利はお得?60日間無利息と180日間無利息について
こちらも上限金利での契約になることが考えられますので、100万円未満なら18.0%となり、アコムと同じです。
ただし契約額が300万円を超えるようになると「7.0%」「4.5%」と明示されているため、利用する側としてはより安心感があるのではないでしょうか。
アコムとレイクの無利息期間
アコムもレイクの初めて契約する方を対象に、契約日の翌日から一定期間が無利息になるサービスを設けていますが、双方の内容にはかなりの違いがあります。
アコムもレイクも金利はほぼ同じであることは先ほどお話した通りですが、初回利用時だけとはいえ、無利息期間の選択によっては支払利息にかなりの差が出てくる可能性があります。
アコムとレイクのどちらを契約したら得になるのか、その内容を見てみることにしましょう。
アコムの無利息期間
アコムの無利息サービスは、初めて契約した方に対し、「契約日の翌日から30日間が利息0円」になるというものです。
利息が発生するのは無利息期間が終了した翌日から。つまり30日以内に全額返せば、利息は全くかからないということになります。
10万円を18.0%で借りたケースでは、30日間の利息は1,480円ほどになります。これを支払わなくて良くなるわけですからお得ですよね。
レイクの無利息期間
レイクの無利息期間は「60日」「5万円まで180日」「30日」の3種類があり、その中から選ぶことができますが、以下のような利用条件が設けられています。
⇒レイクの金利はお得?60日間無利息と180日間無利息について
・レイクを初めて契約する
・WEBで申し込む
・契約額が200万円まで
【5万円まで180日間利息0円】
・レイクを初めて契約する
・借入額のうち5万円が無利息(5万円を超える分は通常金利適用)
・契約額が200万円まで
【30日間利息0円】
・レイクを初めて契約する
・契約額が500万円まで
レイクの方が支払利息が少ない!
「60日間無利息」を選べばアコム(30日間)より適用期間が長くなるので、それだけ支払利息が少なくて済みます。
また「60日間無利息」「5万円まで180日間無利息」の適用を受けられない方(=ネット以外で申し込んだ方、または契約額が200万円を超える方)でも、アコムと同じ「30日間無利息」の特典を受けられるわけですので、レイクを選んで損はありません。
このように、支払利息が少なくて済むという点ではレイクの方に軍配が上がります。
「5万円まで180日間無利息」は少額融資で得になる
ただ「5万円まで180日間無利息」については、利用金額や完済までの期間によって得になるケースと損になるケースがあるため、注意が必要です。
借りるのが5万円以下であれば、わかりやすく「5万円まで180日間無利息」の方がお得になります。
半年間利息が全く発生しませんし、そもそも借りる金額が少ないので、場合によっては全く利息を払わずに完済できる可能性もあるほどです!
また借入金額が10万円程度で、完済までに60日以上を要するケースでも、「5万円まで180日間無利息」の方がお得になるでしょう。
でもさらに利用金額が増えた場合には、借入額全額に対して適用される「60日間無利息」の方が利息が安くなります。
特に借入額が20万円以上になると「60日間無利息」を選んだ方がはっきり得になりますので、よく考えて選択するようにしましょう。
レイクの公式サイトに返済シミュレーションのページがありますので、それでチェックしてみてください。
アコムとレイクの審査難易度は?成約率を比較
ローンやクレジットカードなどに申し込む場合、気になるのはやはり審査の難易度でしょう。アコムやレイクの審査難易度はどの程度のものなのでしょうか。
まずは審査難易度と関係が深いと考えられる成約率を比較してみることにしましょう。
成約率とは申込者の総数に対して何人が契約(貸付)に至ったのかを割合にしたものです。アコムとレイクの新規成約率は各公式サイトに発表されていますので、こちらをご紹介することにしましょう。
アコムの成約率
期間 | 成約率 |
2021年3-9月 | 42.0% |
2021年10月 | 41.5% |
2021年11月 | 44.3% |
参考:「アコムマンスリーレポート 2022年3月期」
レイクALSの成約率
期間 | 成約率 |
2021年1-3月 | 33.8% |
2021年4-6月 | 36.0% |
2021年7-9月 | 35.2% |
参考:「SBI新生銀行 四半期データブック 2021年9月末」
時期区分に違いがあるため大まかな比較となってしまいますが、アコムに申し込んだ方のうち審査に通ったのは4割強、レイクでは3分の1ちょっとであることがわかります。
つまりアコムのほうが5~10%ほど成約率が高めとなっているわけです。どちらも同じ人が同時期に申し込んでの結果ではないため、そのまま「アコムの方が審査難易度が低い」とは言いにくいですが、それでも申し込む側からすれば無視できない差ではあります。
アコムとレイクの審査難易度は?
数字上はアコムの方が審査が甘そうに感じられますが、アコムもレイクもそれぞれ別のものさしを持って審査が行われるわけですので、「アコムには落ちたけれどレイクには通った」といったことも当然起こり得ます。
そもそも各消費者金融とも審査基準を明らかにしているわけではありませんので、申し込んでみなければ結果はわからないというのが実際のところなのです。
とはいえ、基本的に大手消費者金融は中小消費者金融に比べると審査難易度がやや高めであることは間違いありません。消費者金融の利用が初めての方、もしくは現在他社に借入がない、または少ない方には利用しやすいのですが、すでに多重債務を抱えている方にとってはアコムもレイクも、審査は厳しい結果になる可能性が高いと言えるでしょう。
アコムとレイクの申込・契約方法を比較
急いで融資を受けたい方にとっては、申し込みやすさやスピードが重要ポイントになってきそうです。アコム、レイクの申込方法や契約方法を比較してみましょう。
アコムとレイクの申込方法と受付時間
アコムにもレイクにも自動契約機があり、看板などを街で見かけることも多いのではないでしょうか。しかし申込方法は自動契約機だけではありません。各契約方法とそれぞれの受付時間は以下のようになっています。
申込方法 | アコム受付時間 | レイク受付時間 |
インターネット | 24時間365日 | 24時間365日 |
アプリ | ×(書類提出のみ) | 24時間365日 |
電話 | 平日 9:30~18:00 | × |
店頭窓口 | 平日 9:30~18:00 | × |
自動契約機 | 9:00~21:00(※3) | 平日・土曜日・祝日 9:00~22:00 日曜日 9:00~19:00 |
郵便 | 〇 | × |
インターネット(パソコン、スマートフォン)や電話での申し込みなら受付時間を気にする必要はほとんどないでしょう。
しかし、自動契約機での契約をお考えなら受付終了時間は要チェック。レイクのほうが1時間遅くまで営業していますので、仕事終わりに立ち寄って申し込みたい方にとってはレイクの方が利用しやすいと考えられます。
アコムとレイクの審査回答時間は?
申し込んだ後、審査の回答、契約までには以下の時間がかかります。
審査回答 | 契約・融資 | |
アコム | 最短30分 | 最短60分 |
レイク | 最短15秒 | 最短60分 |
30分でも十分速いのですが、レイクの最短15秒で回答というのは業界でも最速レベル。申し込んだその場で(仮審査ではなく正式な)審査結果がわかるので、ハラハラしながら待つ必要がなく、利用者側としてはかなり有り難いシステムです。
ただ、上記は営業時間内に申し込んだ場合のことで、申し込んだ時間帯によっては翌日の回答になってしまうこともあります。
また、申込内容に不備があったり合否のボーダーラインだったりする場合にも審査が長引く可能性がありますので、時間には余裕をもって申し込むようにしましょう。
即日融資のタイムリミット
アコムは郵便での申し込みも受け付けているのですが、書類をやり取りする時間がかかりますので、お急ぎの方には不向きですなので、他の方法で申し込んでください。
レイクの方はどの申込方法でも即日融資に対応しています。
借入方法としては、
・指定した金融機関口座にお金を振り込んでもらう
・カードを発行し、ATMから現金を引き出す
の2種類があります。どちらも簡単な手続きで融資を受けられますが、多少の時間はかかることを想定して手続きするようにしてください。
●アコム
インターネットで18:00までに申し込みを完了させ、契約した後、会員専用ページかアコムのアプリにて振込を依頼してください。
楽天銀行の口座を指定した場合には、深夜0時前後の20分間を除き、365日いつでも申し込みから1分程度で依頼した金額が振り込まれます。
●レイク
21:00(日曜日は18:00)までに契約手続き(審査、必要書類の確認も含む)を完了させた後、会員専用ページ、アプリにて振込を依頼します。
平日は23:50まで、日曜日は18:50までの依頼なら即日振込みが可能です(振込時間拡大に対応していない銀行口座に対してなら、平日14:45までの振込依頼分が即日融資の扱いになります)。
●アコム
インターネットもしくは電話で事前に申し込みを済ませておいてから、自動契約機(むじんくん)か有人店舗に出かけてください。審査の時間を移動に充てることで時間を有効に使えます。可決の連絡を受け取ったらそのまま自動契約機、店舗窓口で契約を結び、カードを発行します。
アコムの有人店舗は18:00まで、無人店舗は21:00まで営業していますので、その時間にはカード発行までを完了させるようにしましょう。その後、そのカードでATMからお金を引き出します。
●レイク
終業時間まで余裕を持ってレイク自動契約機の設置場所にお出かけください。その場で審査回答、契約、カード発行まで完了します。カードが発行されたら、そのカードでATMからお金を引き出します。
アコムとレイクの申込時に提出する必要書類
貸金業法により、アコムもレイクも申込時に用意しなければならない書類はほぼ同じです。
まず、消費者金融への申込時には本人確認書類の提出が必須となっています。また、条件により収入証明書類や補足書類の提出を求められることがあります。
ではどのような書類を用意すればいいのかを解説していきましょう。
本人確認書類
・アコムへの申込時、書類をWEBアップロード、FAX、郵送で提出する場合
・レイクへの申込時、WEB契約(カード郵送あり)で契約する場合
上記の場合には本人確認書類を2点、他の場合には1点の提出が必要です。
・運転免許証(運転経歴証明書)
・パスポート
・マイナンバーカード
・健康保険証
・(外国籍の方)在留カード、または特別永住者証明書
運転免許証、または運転経歴証明書をお持ちの方は、原則としてこれらのどちらかを本人確認書類として提出してください。
交付を受けていない方は顔写真つきのパスポートかマイナンバーカードを、ない場合には健康保険証でも可ですが、併せて補足書類が必要になる場合があります。
補足書類
・提出する本人確認書類の住所が現住所と異なっている場合
・自動契約機での契約時に本人確認書類として健康保険証を提出する場合
・書類をWEBアップロード、FAX(、郵送)で提出する際、本人確認書類を1点しか用意できない場合(※1)
上記の場合には補足書類として次のいずれか(※2)を用意してください。ただしいずれも発行日より6ヶ月以内のものに限ります。
・公共料金の領収書(電気・ガス・水道・NHK等)
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
(※1)アコムでは補足書類を提出する代わりに、アコムから郵便物を送る形で確認する方法も選ぶことができます。
(※2)レイクでは「水道使用料のお知らせ」でもOKとしています。
収入証明書類
・アコム、またはレイクで50万円を超える契約を結ぶ場合
・契約する利用限度額と他社の借入残高の合計額が100万円を超える場合
・その他、提出を求められた場合
には、収入証明書の提出が必要になります。
収入証明書類としては、以下の書類のいずれかを用意してください。
・源泉徴収票
・給与明細書
・市民税・県民税額決定通知書
・所得証明書
・確定申告書・青色申告書・収支内訳書
アコムもレイクも在籍確認を行う?
アコムもレイクも審査の一環として、勤務先への在籍確認を行っています。
ただし、レイクの公式サイトにはこのような記載もあります。
「お電話でのご連絡の際、男性か女性かなどの担当者のご希望がございましたら、できる限り考慮いたします。また、お電話でのご連絡が難しい場合は、書類を提出いただくことで代替の確認とするご相談も承っておりますので、お客さま専用フリーダイヤルまでお問合せください。」
電話は個人名でかけられますし、プライバシーが漏れることはありませんが、「どうしても心配」「個人の電話は取り次いでもらえない」などといった事情がある方は、レイクに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
0120-09-09-09(オペレーター対応 平日9:00~18:00)
アコムもレイクも郵送物はある?
家族に内緒で申し込んだ方にとっては、契約後に送られてくる契約書類やカード、その他郵便物は非常に気になるところでしょう。
アコムもレイクも、カードを発行しない契約方法にすれば、自宅への郵送物をなしにすることが可能です。
カードがないとATMからの借入はできませんが、ネットや電話で振込融資を依頼できます。こちらの方法でも構わないという方は、ぜひカードレス契約を活用してください。
アコムからの郵送物をなしにする方法
インターネットで申し込みを行い、本人確認書類をスマホアプリで提出してください。その後、契約手続き時にカード受け取り方法で「カード不要」を選択すれば郵送をなくすことができます。
レイクからの郵送物をなしにする方法
スマートフォンやインターネット、自動契約機にて契約可能です。
スマートフォンまたはパソコンでは、申し込み完了画面、審査完了メール、または審査状況確認画面から契約手続きのフォームに進みます。その後、
・Web完結(郵送なし):口座登録で本人確認
・Web契約(郵送あり):カードをご自宅へ郵送
と表示されたら、2つある「Web完結(郵送なし)」のどちらか希望する方を選べばOKです。
アコムとレイクの借入方法を比較
アコムもレイクも、契約後は必要なタイミングで振込融資を受けられるようになります。
追加でお金を借りる際にも改めて審査を受ける必要はなく、非常に簡単な手続きだけで借入可能です。
カードを発行しておけば、自社ATMの他、コンビニなどに設置されている提携ATMでお金を引き出したり返済したりが可能になります。
※アコム、レイクが利用できるATMは当記事の終盤に記載しています。
この項ではアコム、レイクの借入方法と、受付・振込時間などをご紹介していきましょう。
アコムとレイクの選べる借入方法
アコムもレイクも次の3つの方法で借入が可能です。
・電話(プッシュホンサービスまたはオペレーター対応)で振込を依頼
・パソコン・スマートフォン(WEB・アプリ)で振込を依頼
・カードを使ってATMから引き出す
振込融資では振込スピードに、ATM融資では利用しやすいエリアにATMがあるかどうかが注目すべきポイントになってきます。
振込融資の場合
アコムでは依頼時間ごとに振込がいつ頃になるのかが明らかにされており、一部の金融機関ではほぼリアルタイムでの融資に対応しています。
一方レイクでは、当日の振り込みになるのは何時まで、といった表現にとどまっており、このあたりが曖昧になっています。ただ、夜の遅い時間帯でも即日融資に対応している金融機関がかなりの数に上っていることから、振込はスピーディーであることがわかります。
これらのことから、使い勝手は「アコムかレイクか」というよりは、どの金融機関を振込先にするかが大きいと考えたほうが良さそうです。
アコム、レイクの振込受付時間と振込時間については以下のようになっていますので、ご自身が利用したい金融機関がスピード融資に対応しているかをまずはチェックしてみてください。
アコム
パソコンやスマートフォン(公式サイトの会員専用ページ、またはアプリ)で振込依頼する場合には、振込先となる金融機関によって着金の時間が異なってきます。
楽天銀行の口座を登録しておけば、1日20分程度のメンテナンス以外はいつでもほぼリアルタイムに振込融資が受けられます。
また、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行もリアルタイム融資に対応している時間帯がかなり長いため、使い勝手は悪くありません。
レイク
電話、インターネット、アプリにて、以下の時間帯に振込時間拡大金融機関への振込融資を依頼した場合には、即日融資が可能です。
曜日 | 即日融資対応時間 |
月曜日 | 8:10~23:50 |
火曜日~土曜日 | 0:15~23:50 |
日曜日 | 4:00~18:50 |
振込時間拡大金融機関はこちらから確認できます。
上記一覧にない金融機関へは、平日14:45までに手続きが完了した場合のみ即日振込みが可能となっています。
電話番号:0120-09-09-09
申込可能時間:24時間
※毎週月曜日と木曜日0:10~2:10および、毎月第3日曜日19:10~翌月曜日8:10を除きます。
●オペレーター受付で振込融資依頼
電話番号:0120-09-09-09
申込可能時間:平日 9:00~18:00
●パソコン・スマートフォン(WEB・アプリ)で振込手続き
申込可能時間:24時間
ATMから出金する場合
カードを発行しておけば、ATMからの借入が可能です。ATMからの出金は、自社ATMを利用するか提携ATMを利用するかで状況が異なります。
提携ATMで借入可能な時間帯は、設置されている店舗等の営業時間によりますので、ここではアコム、レイクの自社ATMについてご紹介しましょう。
アコム
アコムが設置している自社ATMは24時間稼働しており、どの時間帯も手数料無料で利用できます。
レイク
レイク独自のATMはありませんが、系列銀行となるSBI新生銀行カードローンATMが自社ATMと変わらず手数料無料で利用可能です。夜間や休日でも手数料はかかりません。
SBI新生銀行カードローンATMの利用可能時間は以下の通りです(年中無休)
曜日 | 借入可能時間 |
平日・土曜日 | 7:30~24:00 |
日曜日・祝日 | 7:30~22:00 |
アコムとレイクの返済方法を比較
ここではアコムとレイクを返済という視点で比較していきますので、どちらがよりご自身の環境に合っているのか、ぜひしっかりと確認してください。
アコムもレイクも返済方法いろいろ
返済の方法はアコムもレイクも多彩です。
返済方法 | アコム | レイク |
口座振替(自動引落) | ○ | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ |
インターネット(ペイジー) | ○ | ○ |
店頭窓口 | ○ | × |
自社ATM / 提携ATM | ○/○ | ×/○ |
スマホATM取引 | ○ | ○ |
アコムもレイクも手数料がかからない口座振替(自動引落)に対応しています。コストや手間を考えるならこの方法が一番利用しやすいのではないでしょうか。
カードを発行すればATMでの返済も可能です。レイクには自社の専用ATMはありませんが、SBI新生銀行カードローンのATMを自社ATM同様に利用することができます。
さらに両者ともアコム公式スマホアプリ、e-アルサを使ってセブン銀行ATMで取引できるスマホATM取引にも対応しています。
消費者金融のカードを持ち歩くのに抵抗のある方には好都合なのではないでしょうか。
アコムの返済方法
アコムへの返済は、口座振替(自動引落)、銀行振込、インターネット(Pay-easy〈ペイジー〉)、店頭窓口での現金払い、自社・提携ATMへの入金と、様々な方法に対応しています。
レイクと比較すると店頭での返済ができる点に大きな違いがあります。有人店舗数は限られていますが、返済スケジュールを相談し直したいときなどには便利でしょう。
レイクの返済方法
レイクには有人店舗がありませんので、アコムのような店頭での返済はできませんが、対面での対応を希望しない方にはさほどの大きな問題とはならないでしょう。
レイクではSBI新生銀行カードローンATMで返済する場合に、カードがなくても「登録の電話番号」「生年月日」「カード暗証番号」の3つの情報で利用可能というユニークなサービスを展開しています。
もちろん最初からカードレスで契約しても良く、普段からカードを持ち歩きたくない方には便利なサービスでしょう。
アコムとレイクの返済日
返済日に関してはアコムとレイクとで大きく異なる点がありますので注意が必要です。
アコムの返済日
アコムの返済日については、毎月同じ日が返済期日になる「約定日制」と、前回の返済日を起点として次回の返済期日が決まる「サイクル制」の2種類があります。
返済を口座振替にすると約定日制となり、自動的に毎月6日が返済期日になります。その前営業日までに引落口座に入金することを忘れないようにしましょう。
その他のケースでは35日ごとのサイクル制が選べます。この場合、初回の返済期日は借入日の翌日から35日後。そして実際に返済した日から35日後が翌月の返済期日になります。そのため、毎月同じ日が返済期日にはならず、少しずつズレが生じる格好になります。
ただ、35日サイクル制を選択したからと言って、必ず35日ごとに返済しなければならないわけではありません。毎月同じ日に返済するようにすれば、自然と35日以内に返済していく形になりますので、これでも全く問題にはならないのです。
この場合、もしうっかり入金し忘れたとしても、実際の期日までにはあと4~5日猶予があることになります。気づいてすぐに返済すれば延滞にはならないというメリットもあるわけです。
レイクの返済日
レイクの返済日は約定日制で、毎月1回、同じ日を期限として、その日までに返済していくシステムです。返済日はご自身の都合に合わせて指定可能ですので、給料日の少し後くらいに設定しておけば間違いありません。
その月の返済は、設定された返済日の14日前から受け付けられます。それより以前に入金した場合には、前月の追加返済分として扱われます。
アコムとレイクの月々の返済額
月々の返済額は、アコムは「定率リボルビング方式」、レイクは「残高スライドリボルビング方式」と「元利定額リボルビング方式」のどちらかを選ぶことができます。
アコムの返済額
アコムのカードローンで採用されている「定率リボルビング方式」は、借入残高に「一定の割合」を掛け、千円未満の端数を切り上げた金額を返済最少金額にするというものです。
「一定の割合」は、利用者の契約極度額により、以下のように決められています。
契約極度額 | 一定の割合 |
30万円以下 | 借入金額の4.2%以上 |
30万円超~100万円以下 | 借入金額の3.0%以上 |
100万円超 | 借入金額の3.0%以上 借入金額の2.5%以上 借入金額の2.0%以上 借入金額の1.5%以上 |
例えば契約極度額が50万円であれば「一定の割合」は3.0%になり、この方が15万円を借りた場合の月々の最少返済額は、
15万円×3.0%=4,500円 → 端数の500円を切り上げて【5,000円】
つまりこの方は月々5,000円以上を返済していけば良いことになります。この金額は返済を続けて残高が減っても変わりませんが(※1)、追加融資を受けたタイミングで残高の増減に応じた額にリセットされます。
例えば上記の方が10万円を返済し、その後新たに20万円を借りて残高が25万円になったと仮定すると、
25万円×3.0%=7,500円 → 端数の500円を切り上げて【8,000円】
となって、月々の返済額は5,000円から8,000円に変更されることになります。
(※1)そのままだと変更されませんが、会員専用ページやアコムATM、電話で手続きすれば金額の変更は可能です。月々の返済の負担を軽減したい方には嬉しいサービスですが、毎月の返済額が減れば完済までそれだけ長くかかることになり、支払利息がその分増えることになる点には注意が必要です。
レイクの返済額
レイクが採用する「残高スライドリボルビング方式」と「元利定額リボルビング方式」は、残高に応じて(借入後のタイミングで)月々の返済額が変化するか、残高に関係なく返済額は一定であるかの違いです。
残高スライドリボルビング方式を選んだ場合には、(元金分と利息分を合計した)月々の返済額を、利用残高に応じて変動させながら返済していきます。ただし変動するのは新たにお金を借りたタイミング。新たな融資を受けなかった月は残高が減っていても前月と同じ額を返済します。
元利定額リボルビング方式を選んだ場合には、利用残高に関係なく、(元金分と利息分を合計した)返済金額に変わりはありません。
月々の返済額は次のように設定されます。
基準残高(※2)/契約額 | 返済額 |
1~10万円 | 4,000円 |
10万円超~20万円 | 8,000円 |
20万円超~30万円 | 12,000円 |
30万円超~40万円 | 12,000円 |
40万円超~50万円 | 14,000円 |
50万円超~60万円 | 16,000円 |
60万円超~70万円 | 19,000円 |
70万円超~80万円 | 21,000円 |
80万円超~90万円 | 24,000円 |
90万円超~100万円 | 27,000円 |
(※2)契約期間中における最大の借入残高
返済日の案内メールサービス
アコムにもレイクにも、返済日を知らせるメール配信サービスがあります。
アコムは支払期日の3日前と当日に、レイクは3日前に返済日を案内するメールが届きます。うっかりで生じる意図しない延滞を防げますので、ぜひ利用しましょう。
返済が間に合わないときは?
完済まで長いお付き合いになると、場合によっては「今月は返済が厳しい」「返済を少し待ってほしい」という状況も起こり得ます。そのようなときには早めに連絡を入れるのが鉄則。そのまま放置することだけはやめましょう。
とは言っても消費者金融に「支払いを待って」連絡を入れるのは気が重いですよね。実はアコムにもレイクにも、短期間の遅れであれば、オペレーターとコンタクトを取ることなしにご自身で返済日を登録できるシステムが設けられています。
また返済額の一時的な減額や返済計画の見直しにも応じてもらえますので安心してください。
アコム、レイクの出入金ができるATMと手数料
アコム、レイクのカードが利用できる全国のATMをご紹介します。
ATMに関しては、全国で利用できる総台数よりもご自身のアクセスしやすい場所に設置があるかどうかがポイントになります。
アコムとレイクを比較する上では、手数料無料で利用できるアコムの自社ATMとSBI新生銀行カードローンATMが、お近くではどこにあるのかをしっかりチェックしておきたいところです。
アコムが利用できるATM
以下のATMでアコムからの借り入れ(カードローン)、アコムへの返済・入金(カードローン、クレジット)が利用可能です。
【銀行ATM】三菱UFJ銀行・イオン銀行・北海道銀行・北陸銀行・東京スター銀行・八十二銀行(※1)・三十三銀行・広島銀行・西日本シティ銀行・福岡銀行・十八親和銀行・熊本銀行
【コンビニATM】セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・E-net(ファミリーマート、ポプラ、デイリーヤマザキ、ライフ、ドン・キホーテ等に設置)
【その他】クレディセゾン
(※1)カードローンの借り入れのみの取り扱いとなります。
レイクが利用できるATM
【銀行ATM】三菱UFJ銀行・三井住友銀行・イオン銀行・東京スター銀行・広島銀行・三十三銀行・西日本シティ銀行・福岡銀行・十八親和銀行・熊本銀行
【コンビニATM】セブン銀行ATM(※2)・ローソン銀行ATM・E-net
【その他】クレディセゾン
(※2)本来はアプリ「e-アルサ」を使ってのスマホATM取引も可能ですが、2022年1月現在、一時取扱休止中となっています。
<ATM利用手数料>
アコムではアコムATM、レイクではSBI新生銀行カードローンATMが手数料無料で利用可能です。
他の提携ATMについては、アコムでもレイクでも、出金(借入)時も入金(返済)時も下記の手数料がかかります。スマホATM取引も同様です。
取引金額 | ATM利用手数料(税込) |
1万円以下 | 110円 |
1万円超 | 220円 |
アコムとレイクはどちらがおすすめ?
ご覧いただいたように、アコムもレイクも人気があるのも納得のサービス内容です。ただ細かな点で違いがあり、何を重視するか、または申し込む方の環境によって優劣は異なってくると考えられます。
ここでアコムとレイク(新生フィナンシャル)の特徴をまとめていることにしましょう。
アコムとレイクの共通点とメリット
・金利はほぼ同じ(ただし初回の無利息期間が異なる)
・融資まで最短60分、即日融資が可能
・WEB完結が可能
・カードレス契約が可能
・カードレス契約にすると契約書類の自宅への郵送を無しにできる
・即日振込融資に対応している金融機関が多い
・返済に遅れるとき、自分で返済日を登録できる(オペレーターとの接触なし!)
アコムの方がすぐれている点
・最高800万円まで対応している
・有人店舗や郵便での申し込みが可能
・返済日は35日サイクル制が選べる
・自社ATMは24時間稼働
・返済手段が充実している
・クレジットカードの発行が可能
レイクの方がすぐれている点
・審査結果がすぐに分かる(最短15秒)
・無利息期間がアコムよりも長い
・無利息サービスが複数あり、自分の有利な方を選べる
・夜間の審査受付時間が長い(平日は22時まで)
・在籍確認について相談できる
・返済日は自分の都合の良い日を設定できる
・新型コロナ、自然災害の被災者向け低金利ローンを扱っている
月々の返済金額や返済日、返済方法については個々によって事情が異なるため、一概にどちらが良いと言うことはできません。
どちらのサービスがご自身の環境により合っているのかをぜひじっくりチェックしてみてください。
その他の点では、アコムには「成約率が高い」「昔ながらの契約方法も維持され、顧客と距離が近い」ところに魅力があり、レイクは「無利息期間が長い(複数から選べる)」「電話による在籍確認をパスできる可能性がある」などといった点にアドバンテージがあると言えるでしょう。
また即日融資を希望する方にとっては、1時間遅くまで営業しているレイクの方が申し込みやすくなっています。
どちらも大手ならではのサービスが充実しているアコムとレイク。それぞれの特徴を把握し、ご自身に合うローンをお選びになってください。
